思い出す練習を家庭学習に。子どもと取り組むリトリーバルの基本
脳オタ@脳の活用研究家
教科書を何度も読み返しているのに、問題になると答えられない。そんなときは、読んだ内容を一度閉じて取り出す時間を少し加えてみます。親が次々に出題するテスト大会にする必要はありません。
読んで分かることと、思い出せることを確かめる
リトリーバルは、覚えた情報を取り出すことです。IESの学習ガイドでは、学んだ内容をクイズなどで再び扱う方法が推奨されています。 [1] 家庭では、まず内容を理解してから、短い問いで確かめる順番にしましょう。

「一問・確認・言い直し」で始める
理科で昆虫を学んだ日なら、教科書を閉じて「体はいくつの部分に分かれていた?」と一問だけ聞きます。分からなければ図に戻り、正しい内容を確認します。その後、指さしや自分の言葉で表してもらえば十分です。
答えを間違えたまま終わらせないこと、長く困らせたままにしないことが大切です。親が正解を確信できない場合も、教科書などで一緒に調べます。間違いを見つける目的は減点ではなく、次に学ぶ箇所を知ることです。
書く・話す・図にするから選べる
説明を一文で書く、絵にして名前を入れる、親に一つ教えるなど、確認の形は変えられます。書くことに負担がある子へ、毎回文章で答えさせる必要はありません。
ただし「分かった?」にうなずくだけでは、どこまで理解したか見えにくいことがあります。「ここを一つ説明して」と対象を絞ります。疲れている日は問題数を増やさず、翌日に戻れるよう目印を残しましょう。

家庭で試すときの手順
- 学んだ範囲から、本人が取り組める一問を選ぶ。
- 手本を閉じて試し、すぐに答えと理由を確かめる。
- 難しかった箇所だけ、次の学習日にもう一度扱う。
まだ習っていない内容を当てさせることと、学んだ内容を思い出す練習は区別しましょう。幼児の遊びを常にテスト化する必要もありません。
参考にした資料
資料確認・内容更新:2026年10月6日。家庭での具体例は、資料の説明を踏まえた編集上の提案です。個々の子どもに同じ効果を保証するものではありません。