覚える量を小分けにする「チャンク化」。小学生の家庭学習での使い方
脳オタ@脳の活用研究家
長い指示や言葉の並びを、そのまま覚えるのは大変です。意味のあるまとまりに分けると、何を扱っているのか整理しやすくなります。まとまり方は、大人が決めた形を押しつけず、子どもが理解できるか確かめましょう。
まとまりに意味があることが大切
チャンク化は、情報をまとまりとして組織する記憶方略です。 [1] 単に三つずつ区切ればよい、といった固定の数のルールではありません。知らない言葉をまとめるだけでは、何を覚えるのか分からないままになることがあります。

生活の準備を、目的ごとに分ける
持ち物なら「授業で使う物」「給食で使う物」「帰りに持ち帰る物」に分け、本人と実物を置いてみます。分類の名前が難しければ、写真や色の違う箱を使う方法もあります。一覧を長くするより、必要な場面で必要な部分を見られるようにします。
国語なら文を意味の区切りで読む、理科なら動物を特徴で整理する、といった使い方が考えられます。ただし、分類の基準そのものが学習内容になるので、間違った共通点でまとめていないか一緒に確認してください。
自分のまとまりを説明できるか確かめる
「どうして一緒にしたの?」と聞き、子どもの基準を確かめます。大人とは違う分け方でも、目的に合っていれば使えます。教科で定められた分類を学ぶ場合は、その基準と本人の分け方を区別して伝えましょう。
まとまりを作ることに時間がかかりすぎるなら、最初は親が例を一つ示します。整理図をきれいに仕上げることより、あとから必要な情報を見つけられるかが大切です。

家庭で試すときの手順
- 覚える物や手順を、まず全部見える形にする。
- 本人が分かる共通点で少数のまとまりに分ける。
- 使う場面で見直し、迷うまとまりは作り替える。
この方法だけで覚えられる量が無限に増えるわけではありません。メモや一覧を使うことも、そのまま続けて構いません。
参考にした資料
資料確認・内容更新:2026年10月6日。家庭での具体例は、資料の説明を踏まえた編集上の提案です。個々の子どもに同じ効果を保証するものではありません。