ワーキングメモリとは?子どもが手順を忘れるときの支え方
脳オタ@脳の活用研究家
「連絡帳を出して、鉛筆を削って、水筒も出して」と伝えたのに、一つ目で止まってしまう。そんなときは、覚えておく量を減らす方法を考えてみましょう。本人のやる気だけで説明しないことが大切です。
考えながら情報を保つ働き
ワーキングメモリは、必要な情報を一時的に保ちながら使う働きです。実行機能の一要素として説明されます。 [1] ただし、指示を忘れたという事実だけで、その働きの強さや診断名を決めることはできません。指示の分かりやすさ、疲れ、周囲の状況も確認します。

頭の中だけで覚えておかなくてよい形にする
帰宅後の準備なら「水筒を出す」だけを先に伝え、終わってから次を知らせる方法があります。少し慣れたら、二つの手順を写真やメモにして置きます。子どもが自分で確認できる高さと場所に置くこともポイントです。
算数では途中の数を書いてよく、文章題では必要な条件に印をつけても構いません。何も見ずにできることだけを評価すると、内容を理解するための支えを外してしまうことがあります。
助けの量は、できる場面を見ながら変える
家庭で試すなら、同じ作業で「口頭だけ」と「短いメモあり」を比べ、どちらが楽だったかを本人にも聞きます。早さを競うためではなく、使いやすい方法を探すための比較です。
ゲームの成績が上がっても、日常のすべての学習が改善したとは言えません。練習アプリだけに頼らず、実際に困っている準備・宿題・片付けの場面で支え方を調整しましょう。

家庭で試すときの手順
- 忘れやすい作業を一つに絞る。
- 一度に伝える量を減らすか、見える手順を用意する。
- 本人が確認できるようになったら、親の声かけを減らす。
学校でも同じ困りごとがある場合は、役立ったメモや声かけの例を担任と共有してください。
参考にした資料
資料確認・内容更新:2026年10月6日。家庭での具体例は、資料の説明を踏まえた編集上の提案です。個々の子どもに同じ効果を保証するものではありません。