宿題中の「ながら」を減らす。子どもが一つずつ進める環境づくり
脳オタ@脳の活用研究家
計算しながら動画を見て、途中で別のプリントを探す。宿題が長引くときは、本人を叱る前に同時に扱っていることを減らせるか見直します。家族の生活空間に合わせて、小さな変更から試せます。
今やることを、目に見える一つにする
実行機能は、情報を保ちながら行動を調整したり、注意を切り替えたりする働きとして説明されます。 [1] 家庭では能力を鍛える課題を増やすより、今必要な教材だけを出す、次の作業をメモしておくなど、進め方を分かりやすくできます。

道具と通知を、先に整える
机に出すのは今日最初に使う教材と筆記具に絞り、残りは手の届く別の場所へ置きます。学習用端末が必要なら、必要な画面を先に開き、授業や課題に関係しない通知を止められるか確認します。家族も横で動画を流す時間をずらせると助けになります。
静かな個室がない家庭でも、食卓の一角を片付ける、音の出る活動と宿題の時間を少しずらす方法があります。環境を完璧に整えることより、本人にとって一番気になるものから調整しましょう。
切り替える前に、戻る場所を残す
休憩や別の用事へ移るときは、次に解く問題へ付箋を置くなど、再開する場所を分かるようにします。急に呼ばれた場合も「ここまで終わった」と短く印を残せれば、戻ってから迷いにくくなります。
一方、音楽の有無など好みが分かれる条件は、一律に禁止するより、同じ程度の課題で本人がどう感じるか確かめます。「終わる時間」だけでなく、内容を理解できたかや疲れ具合も見てください。

家庭で試すときの手順
- 同時にしていることを、親子で書き出す。
- 最も気になる一つを減らして試す。
- 中断するときは、戻る場所に印を置く。
環境を変えても困りごとが強く続く場合は、課題の難しさや量も含めて担任と相談しましょう。
参考にした資料
資料確認・内容更新:2026年10月6日。家庭での具体例は、資料の説明を踏まえた編集上の提案です。個々の子どもに同じ効果を保証するものではありません。