忘却曲線は子どもにも同じ?復習の予定を立てるときの注意点
脳オタ@脳の活用研究家
「何分後に何%忘れる」といった数字を見て、復習を細かく管理したくなることがあります。けれど、忘却曲線の図をそのまま子ども一人の時間割にすることはできません。実際に思い出せるかを確かめて、予定を調整しましょう。
忘却曲線は、全員共通の成績予測ではない
エビングハウスの忘却研究は、主に意味のない音節を用いた研究として知られます。 [1] 学校で意味を理解して学ぶ内容、本人の知識、確認方法はその条件と異なります。「一日たつと必ず何%忘れる」と個々の子どもに当てはめないでください。

復習日は、まず続けられる形に置く
家庭での予定例として、習った日の終わりに一問、翌日か次の学習日に一問、週末にもう一度という置き方があります。これは最適な間隔を保証する表ではありません。簡単に答えられる内容と、説明が必要な内容を分けるための出発点です。
間違えた場合は同じ問いを何度も浴びせず、教科書で意味を確認してから改めて試します。何も分からないまま思い出す練習だけを増やしても、学び直す部分が残ってしまいます。
予定より、子どもの反応で調整する
すぐに答えられる内容は次の確認まで間を空け、難しかった内容は少量を取り直します。予定が一日ずれても、最初からやり直す必要はありません。日付を守ることが学習の目的にならないようにしましょう。
学習を日を分けて行う考え方は教育研究のガイドでも扱われます。 [2] ただし、教材や年齢を問わず同じ間隔が最適だという意味ではありません。

家庭で試すときの手順
- 復習する範囲を一問または一項目に絞る。
- 答えを見ずに確かめ、その場で正しい内容を確認する。
- でき具合と生活予定に合わせ、次の確認日を決める。
忘れた割合を測るより、次に何を学び直すかを決めるために使いましょう。
参考にした資料
資料確認・内容更新:2026年10月6日。家庭での具体例は、資料の説明を踏まえた編集上の提案です。個々の子どもに同じ効果を保証するものではありません。